東京赤坂に来たら食べてほしいラーメン店　支那麺はしご赤坂店

　こんにちは。東京はすっかり涼しくなってしまい、街行くサラリーマンもジャケットを羽織る姿がちらほら見えてきました。この季節になると、ピリッと辛みのある食べ物が恋しくなってきますね。

　今回はこんな季節にもピッタリおすすめ、東京都港区の赤坂にある人気ラーメン店、「支那麺はしご　赤坂店」を紹介します。といっても、既に皆さんご存知の名店ですね。複数の店舗がありますが、私はいつも赤坂を通過する際に立ち寄っています。

CONTENTS

1. 普通の担々麺と思うなかれ。しょうゆベースのあっさりつゆ。その名も「だんだんめん」

　紹介のだんだんめんですが、担々麺と言うとドロッとしたスープで濃厚、辛味がやみつきになるのが一般的なイメージです。しかしこちら「支那麺はしご」の中華そば、だんだんめんはスープがあっさりとしたしょうゆベースになっています。

　そこに胡麻の香りがふわっと加わり、一口飲むと洗練されスッとしたのど越しとピリッとした辛み、そして四川料理特有の、独特な香辛料の深み（その奥にうっすらとさわやかな柑橘系の風味、柚子でしょうか、、、）が相まって、、一口食べるとかなり癖になる一品です。

　わたしはもういい年齢のおじさんなのですが、食べれば食べるほどに「ううむ、、、うまい」と思わず声が出てしまいます。（あくまで個人の感想です）

　ちなみに本場中国の四川省では、むしろこちらのしょうゆベースのだんだん麺が主流とのことです。詳細はこちら（Wikipedia）をご参照ください。

　この写真のだんだんめんに乗っているお野菜は青梗菜とネギで、シャキシャキとした歯ごたえを演出します。

　さらに麺類を注文すると、ライスときざみたくあんが無料サービスでついてきます。（ごはんは２杯まで無料との事です）。

　麺は細麺のストレートです。細麺ですが、ソフトな口当たりが特徴的です。このしつこくないさらっとしたスープ（つゆ）と細めんの相性が良いんです。

　辛さはお好みに合わせて調整が可能で、マイルド(辛くない) / 普通辛 / 中辛 / 大辛から選べます。ちなみに私は、辛いのはどちらかというと苦手なので、普通辛を注文します。（辛さが好きな方は中辛以上を頼まれてます）

2. おすすめしたいポイント～　大肉（だあろう）だんだん麺がわたしの一押し麺です～

　わたくしのおすすめは大肉（だあろう）の入った「だあろうだんだんめん」です。このだあろうは1日以上煮込んだ豚肉チャーシューで、とってもホロホロで柔らかいんです。（添付写真のラーメン）

　個人的な食べ方ですが、まずは開始早々スープを一口飲み、四川の独特な奥深さとさっぱりとした味を堪能した後、ソフトな細麺をするりするりとすすります（紙エプロンをおすすめします。麺をすするとおつゆが暴れます）。

　ひとしきりスープと麺を堪能したら、ついにだあろう（大肉）の出番です。この大肉をひとつ丸ごと“ガブっ”とくちに頬張ります。このホロッホロで今にもつゆに溶けて消えてしまいそうなお肉は、口にほおばったらもう最後、少し咀嚼しただけでもうホロホロっと溶け始めます。

　このだあろうを舌の上で溶かした後に、次はたくあんを乗せたご飯を口にかきこみます。

　そうすることでふわふわ溶けゆくお肉、さっぱりたくあんとご飯が合わさり、全体を四川の風味が幾重にも包み込み、口の中いっぱいに独特な味わいが広がります。

　そして青梗菜（ちんげんさい）を食したら後半戦のスタートです。追加でオーダーが可能な味付け煮たまご(1個100円)を半分ほど食べ（必要なら合わせてごはんを食べ）、一旦味をリセットします。

　そこからは麺とスープとご飯の３シフト制になります。ソフトな麺をすすり、スープを飲み、口が空いたら即座に大肉をほおばって間髪をいれずにきざみたくあんを乗せたご飯をかきこんで一緒に食す。そして口が空けばまたスープを一口飲んで四川の味を再度MAXまで高め、また麺を食べ、、、

　最後のご飯の一口は、ほろっほろの大肉とお供で食べるか、または煮たまごと一緒に食べてほっこりたまご味で終わるか、はたまたスープとご飯か、、、

　さんざん迷った挙句、ごはんはおかわりという禁断の一手を採用。大肉・たまごと立て続けに楽しんで、最後はごはんをレンゲに乗せて、スープにくぐらせて食べる。

　肥満がとても気になるところですが、この幸せと等価交換であるなら、これもまた人として抗えない境地ですね、、、きっと神さまもうふふと微笑んで、許されているのではないでしょうか。

　是非ご賞味下さい。

　メニューには他にもサクサクでカレー風味の排骨が入った、“排骨（ぱいこー）だんだんめん”、若鶏肉の千切りの入った“ちいすいだんだんめん”、酸味と辛みの“さんほん麺”などなど多様なメニューが提供されています。個人的なNo.2には“排骨だんだんめん”がランクインしてくるのですが、行ってしまうとどうしても、“だあろうだんだんめん“を注文してしまいます。

　いつかは２杯食べれる様な大人になりたいな、と思うおじさんでした。

　大将、いつも美味しいだんだん麺作ってくれて、本当に有難う御座います。

＜お店内観＞