たばこ、やめてみた ~ 体に出てきた症状と、禁煙のメリット・デメリットについて ~

 たばこ、やめたら?」、「まだたばこ吸ってる~」 

なんて言葉、言われておりませんか?いちいち言わなくてもいいのに、なにかにつけて喫煙者へプレッシャーを与えてくるまわりの人々…

 この投稿を読んでいただいている読者さまの中には、私と同じお気持ちでいる方もいらっしゃると思います。こちらは吸いたくて吸っている、いわば「愛煙家」としての責任と自負がありますし、ちゃんとルールを守って喫煙を行っているのにも関わらずそんなことを言ってきて、気分を害してくる人も一部いますよね。(まぁ確かに、灰や吸い殻をちゃんと処理出来ない様な一部の喫煙者の方々はいますが、、、ここでは責任ある一人のおじさんの立場として)

 勿論、こちらの体を心配してくれているという背景もありますし、そもそも昨今では、喫煙者に関するあらゆるデメリットをとても丁寧に説明している書物や禁煙案内がたくさん出回ってますよね。言われて当然、という雰囲気も分からなくもありません。そしてさらに世の中の流れは、愛煙家にとってどんどん肩身の狭い状況になっており、今後もこの流れが変わることは当面ないのではないでしょうか。

 そんなおりに筆者、はじめてなのですが、実際にたばこをやめてみました!

 そして実体験をもとにして個人的に気づいた禁煙の良いところ悪いところを出来るだけ具体的にお伝えしなければと考え、投稿致しました。というのも、禁煙のことをかなり軽く考え単独でトライしてしまい、その結果一歩間違えれば重度の精神疾患になっていたのではないだろうかという状況に陥ってしまい、とても後悔しました。この投稿を読んでいただいて、いま「禁煙やってみようかな、、、」と考えておられる読者さまがいらっしゃれば、今後のために少しでも参考になりましたら幸いです。

 前提の情報となりますが、筆者は20歳から14年間、マルボロメンソールライトのBOX (8mg) と人生を共に歩んできました。そして禁煙直前に「プルームテック」に移行し、その1ヶ月後には禁煙を決行。現在禁煙 62日目に突入致しました。

 これは、いろいろな背景が絡まり合って、最終的なきっかけとして「たばこ、やめてみよう!」となったと思っているのですが、大きく2つの要因を上げますと、まず禁煙のベースになった背景としては筆者の父親が心不全で、比較的早い年齢 (63歳) で亡くなっていたことが関係しております。(勿論スモーカーです)そのため私も32歳を超えた辺りから「もう人生の半分まで来たな~。あと半分どう生きるかな~」なんていう漠然とした、人生の後半戦の様なイメージを持っておりました。

 さらにもう一つの要因は、2020年3月頃から始まったコロナによる自粛活動が続く中で、密集・密接による感染を防ぐため、東京都内の私の生活圏(お仕事場近辺)でまさかの「喫煙所封鎖」が発生し始めたことにあります。そんなことからたばこを吸える場所がどんどん遠くなり、禁煙という人生の大きな節目に関わる、運命の歯車が回り始めました。

 つまり、たばこをやめようと思ったきっかけは「たばこを吸いに行くのが不便。どうせだしこれを機に一度禁煙してみて、“たばこ”のない人生がどういったものなのか、ちょっと体験してみよう」と、禁煙に関する筆者のスイッチが入った事が、きっかけでした。さらにそのときの状況としてテレワークでの在宅勤務を行っており、1週間後には夏季休暇という好条件下でもあり、「禁煙してイライラしても周りに迷惑を掛けることは無いだろう」という目論見もありました。

2. 禁煙して出てきた症状

 

 ここからは実際に禁煙して出てきた症状(実体験のみ)とその後にとった対策を、出来るだけ具体的に述べたいと思います。またこれらの症状はいろいろなことを試しながら出てきた症状なので、一様に同じ症状が現れたりすることはないと思います。そのため、あくまでいち個人の体験談として参考に閲覧いただけますと幸いです。(どのような対策をしたのかについては後述しますね)

(1) 禁煙初日
・禁煙に対するモチベーション(意気込み)が高く、吸いたい願望の強さは苦にならず
(それでも食事の後、休憩時間や何かの作業の節目などにはあたり前の様にたばこが吸いたくなる)
・それでも500回位はたばこを吸いたいと思う

(2) 禁煙2日目~3日目
・朝目覚めてからも、とても眠たい状態
・1日1000回位、たばこを吸いたいと思う
・仕事に集中しようとすると、睡魔に襲われてボーっとなり、手がつかない
イライラする様になった

(3) 禁煙 4日目~第2周
・たばこを吸いたいというピークが過ぎ、かなり楽になる
・夜にしっかり眠れる様になった
・一瞬だが、突然世界が今日終わるかの様な、悲壮感に襲われた
・ピーク時ほどではないが、それでもたまにイライラすることがあり、イライラの解消方法を模索

(4) 禁煙 第3週~第4週
・1週間に1回、世界が終わったかのような悲壮感・絶望感に襲われた
お肌の調子が良くなった
運動量が大幅にあがった (疲れなくなった)
・たまにだがまだイライラすることがあった
食事がおいしくなった

(5) 禁煙 第5週~第8週
・快便になった
・悲壮感・絶望感に襲われることはなくなり、朝の爽快感が少しずつ増してきた
・ほとんどイライラすることは無くなった
・時間が空いていることに気づき、色んなことにチャレンジしたくなった

 この中で特に私が悩んだのが、禁煙してから第2周~第4週に味わった「世界が終わったかの様な絶望感・悲壮感」でした。ずっとそんな精神状態というわけではなく、突然10分程どっぷりと落ち込んでしまう事がありました。実はわたくし、禁煙をはじめるにあたって禁酒もしておりました。なぜかというと、ご存知の通り「飲んでいれば吸いたくなる」からです。

 そしてどうもこの禁酒などによるうつ病の症状が出ていた様です。(「出ていた様です」というのは、後述しますが検査結果が未だ正常の範囲内であったことや一部の方のみに現れる症状とのことで、断定は出来なかったためです)勿論直ぐに病院に行き、この症状についてお医者さまに診ていただきました。

 私が受けた検査は光トポグラフィー検査というもので、脳に光を当てて血流量パターンを読みうつ病等の精神疾患を診断する検査方法です。結果は正常。しかし、うつ病やその他精神疾患ではないとの事でしたがその手前の段階で、あまりよろしくない状態でした。その日は軽いディスカッション(ヒアリング)と、お試しとしてTMS(磁気治療)を1回1時間程やったのみで終わりましたが、その中でお医者さまから軽い運動を日々行う事(朝15分程度のウォーキング)、色んな人と短時間でも日々話をする事(テーマを決めたりして考えさせられる、楽しくなる会話)など御教示いただいたので、早速生活の中に織り込みました。

 磁気治療についてはこちら(Wikipedia)を参照ください。

3. それぞれの症状に対する対策

 

 まず最初に乗り越えなければならないのは、禁煙してから最初に訪れるピーク(1日目~3日目頃)だと思います。そこでわたしが実践したのは、主に下記です。

(1) 吸いたくなったら飴を舐める。水やコーヒー、ジュースを飲む。お菓子を食べる(お酢ドリンクもおススメ)
(2) 朝、若しくは夜にウォーキング、またはランニングをする
(3) 夜に吸いたくなったら、諦めて寝る

 ありきたりですね(笑)しかもお菓子やお水など、太ってしまう原因となりますね。しかしたばこを吸ってしまっては元の木阿弥です。ここはまずは太ることは容赦いただき、ピークを越えるためにあえて太ることを選びました

 続いては第2週~第4週まで続いていたイライラに対する対処方法です。こちらは前述の通りうつ病手前の症状があったこともあり、個人的にはかなり手強い内容でした。これまでのイライラの対処方法はといえばたばこを吸いながら反省したり、出来事を反芻(はんすう)したりして熟慮し心を落ち着かせ冷静になって対処が行えたのですが、たばこが無くなってしまっては他の対策を考えるしかありません。

 そこで実践したイライラの解消方法は下記の通りです。禅の様なイメージで目を閉じて心を落ち着かせて行っておりました。

(1) まずは否定をせず、心からイライラを受け入れる (自分が悪いなどと否定したら、体に悪いです)
(2) 何ごとにも終わりがあること、長くは続かないことを思い出し、その原因を見つめて対処を考える
    (1分~5分もあれば吸えないイライラや仕事などのイライラも、どんなイライラも冷静に見れます)
(3) 日々の生活でストレス耐性を作れる様、定期的運動・睡眠と健康的な食事をする

 特に運動はストレスを発散出来ますし、体も鍛えられストレス耐性もつき、程よい疲れも出て睡眠まで促してくれました。

 対処方法の最後は、たばこを1000回位吸いたくなることとやボーっとしてしまう事、「悲壮感・絶望感」が現れた際に活用した方法です。実は、禁煙して2ヶ月程経過しておりますが、私の本音を申し上げますと、たばこを吸いたいかと聞かれれば「吸ってもいいよ」というレベルです。つまり「吸おうと思えばいつでも吸えるけど吸わないのも苦では無いので禁煙を継続している」という状況です。恐らくこれからは、本当に吸いたくなくなる日が来るまではきっとこの様な状態なんだろうな~というのが正直な感想なのですが、一方で下記対処方法はさまざまな良い効果をもたらしてくれてましたので、是非ご一読いただければと思います。

(1) 日々の「こんなタイミングで吸ったらうまそうだな~」というタイミングで、10分程度 好きな本を読む
(2) 日々の「こんなタイミングで吸ったらうまそうだな~」というタイミングで、my bluを活用
(3) 「悲壮感や絶望感」が襲ってきそうだと思ったら、「おいで、受け入れるよ」という心の持ち方
(4) ボーっとして仕事が進まないときには、「音楽」を聴きながら作業する
 (5) しっかり食事をとって、ビタミン剤も適量。栄養を意識して生活
(6) どんな形でもOK、人と話をして、隙あらば「禁煙頑張ってます!」アピール

 「え?本?」と思った方、いらっしゃると思います。こればっかりはわたくしの趣味なのかもしれませんが、たばこをやめるとまずは時間が余ります。その余った時間を使って本を読みます。そして気になった場所に付箋を貼り、定期的な休憩の際に本を読み返し反芻(はんすう)することで落ち着きと気持ちの切り替えを行っておりました。この場合の効果とは正に「知識が増える」ことです。「知識」が増えれば次の興味が湧きますし、時間が余りますのでやりたいことならもうどんどんやってしまうのではないでしょうか。勢いで10冊以上の本を読み漁りましたが、この方法はかなりおすすめです。

 また、今流行りのmy bluを活用しました。というのも、たばことはその「味」を楽しむことが主なのですが、続く要因としては「シチュエーション」がどうしてもやってきます。「仕事がひと段落した!」、「これは落ちついて考える必要があるな、、、」、「さて、区切るか、、、」といったシチュエーションがよく発生しますが、もうたばこをやめてしまっているので他の方法を取らざるを得ません。

 そこでおススメしたいのがmy bluです。ニコチン・タールフリーの電子たばこなのですが、匂いも臭くないですし煙(水蒸気)の量も満足できるレベルです。これを活用し、好きなシチュエーションが来たら迷わず吸うのです。

 これ、かなり有効です。というのも、具体的に申し上げればそもそも禁煙しているので、「吸いたい」という欲望はまぁまぁあるのですが「吸わなければいけない」というピークの様な状況は既に卒業しているのです。なので、シチュエーションが来れば5吸いほどゆっくりmybluで時を過ごし、飽きたらやめる。またシチュエーションが来るのは2~3時間後か、はたまた明日か分かりません。そうです、禁断症状とは別で、癖からくるシチュエーションの要求なので、これまで1時間に一回吸っていたたばことは別格、個人的に1日2~3回程度、むしろそのシチュエーションが来ればいい方かなというレベルでした。1フレーバーポッドで300回分の吸引、それが2個入って920円(税込)。これを1週間で吸うのでコストパフォーマンスも良かったです。

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 また、もし筆者の様に悲壮感や絶望感が襲ってくるのであれば、まずはしっかり病院に行って先生に診ていただくことが最優先なのですが、私の症状の場合は10分程度で決してずっとは続かなかったので、「人生に於ける痛み、共に歩む痛み」としてゆっくり受け入れてあげる様な心持ちで迎えてあげることを実践してみました。というのもこの方法も、読み漁っていた本から学んだ方法で、実際に受け入れる心構えをして過ごしてみると、これがなかなか、私の場合はいい結果となりました。悲壮感や絶望感は確かにすぐそばにありますが、冷静になれて、その気持ちとまっすぐ見つめ合えるような心持ちになりました。そして次第に、5分程で消えていきました。

 この方法に加えまして、ボーっとする場合には、変に自分を否定する様な考えはせず、むしろ音楽を聴きながら作業をすることをおすすめしたいです。好きな音楽を聴きながらすると、余計な考えが遮断された様な感覚になり、やらなければいけない作業を淡々とこなせましたし何より心が明るくなりました(テレワークでしたので上司にバレずに出来ました)。わたくしは既に立派なおじさんなのですが、嵐の Love so sweetを聞いたり、かなり以前の曲ですが SUM41の Still Waiting、と思えば Billie Eilishの bad guyなど、過去から最新までとにかく自分の好きな曲を、恥ずかしげもなく聞き、それはそれは楽しい時間となりました。

 このために筆者、以前からきになっていたワイヤレスのAirPodsを奮発して購入。新製品を活用したスタイリッシュなテレワーク感も出て、とても楽しく仕事が出来るようになりました。この位の奮発であれば、むしろ新しい時代に触れるという意味でも、どんどんしていいのではないでしょうか。
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 次に、「栄養のある食事」です。といってもしっかり管理した食事では無く、普通の弁当や食事に野菜、若しくは肉をプラスしたりして偏りを無くす様意識をすることと、朝・昼・晩としっかり食事をすることに加え、適切な量のビタミン剤で補填する様な生活を繰り返しております。よく「薬に依存するのが怖い」と思ったりしますが、この適量のビタミン剤程度であれば粛々と飲めますし、今ではむしろ食後の区切りにこれを飲むという方法で愛飲しており、食後の区切りにたばこを吸うの代替案になっているかもしれません。

 最後に、「人と会話をする」ことがおすすめです。この会話の方法にも一味加えて、ただ仕事の話をするのではなく、つまらないテーマでも良いので、勝手に自分で一つテーマを決めて5分でも10分程度でも、お話をすることがとても良かったです。具体的には、相手が沖縄出身であれば「沖縄について」でもいいですし、何もないのであれば「天気」でもなんでもいいと思います。要は、「テーマを決めて話す」ことで自分の頭で考えますし、相手もそれにまつわる回答が出てきて予想しなかった話に進んでいき、新たな一面を見つけてしまったりと楽しい発見をすることがかなりありました。それがなくても、話すということは頭を使いますし、禁煙に於いては自分から「禁煙してみてます」と言ってしまうことで、後戻りしずらい雰囲気になりますし、相手によっては「へぇ~!わたしもやろうかな!」なんて会話が弾んだりもします。

4. 禁煙のメリットについて

 それでは禁煙のメリットについて、簡単に記載していきたいと思います。またここでは医学的なメリットについては言及せず(わたくし全くの素人です)、あくまで実体験として感じたメリットを述べたいと思います。

(1) 喫煙所を探したり、配慮をしたりと喫煙に困らない
(2) たばこの匂いがしない
(3) とんでもなく時間が出来る
(4) とんでもなくお金に余裕が出来る
(5) 運動量が上がる、疲れなくなる

 まずはご存知の通り、喫煙する場所を探さなくて良いです。これまでお店に入る前に喫煙所を探したり、強いて言えば行く前から喫煙所を探したり、最悪そこに喫煙所が無い場合には、お外で他人の目を気にしながら携帯灰皿を活用し吸っていたのですが、まずこの作業から抜け出すことが出来ました。さらにたばこの匂いもしないので、文句を言われることもなくなります。

 そして、これはお酒も一緒にやめているのではさらに実感があるのかもしれませんが、とんでもなく時間とお金が余り始めます。とてもいいことなのですが、一方でこのメリットの使い方が今後の禁煙を占う、重要な要素だとも思っております。(ここはまとめにて言及したいと思います)また、これは日々運動を心がけているからかもしれませんが、ランニングでも息が上がらなくなり、喫煙していたころより疲れなくなりました。

5. 禁煙のデメリットについて

 続きまして禁煙のデメリットについて、簡単に記載していきたいと思います。ここでも医学的なデメリットなどと言及せず(わたくし全くの素人です)、あくまで実体験として感じた内容を述べたいと思います。

(1) 禁断症状のピーク時には集中できなかったり、眠くなったりする
(2) やめて数日程はイライラしてしまう
(3) 素人考えで、いきなり単独で禁煙するといろんな問題がある(ありそう)
(4) 喫煙所での情報収集は出来なくなる
(5) たばことお酒の快楽を知っているので、それが無いととてもつまらなく感じる

 まずは前述致しました通り、禁断症状などのデメリットや、素人考えでやってしまったことによる様々なトラブルが考えられますので、今から禁煙をはじめようと考えておられる方がいらっしゃいましたら、是非いちどお医者さまに御相談の上、具体的な卒業方法(卒煙という言葉が相応しいでしょうか)について話し合っていただければと思います。

 是非とも注意いただきたいのでここでもう一度記載致しますが、うつ病の様な精神状態というのは、かなりつらいものがありました。わたくしを診ていただいたお医者様も「禁煙が関係しているかは分からない」とのことでしたし、なにが原因でその様な状態に陥ったのかは不明なのですが、しっかりと調べもせずに軽い気持ちで初めてしまい、結果周りを心配させてしまったことは反省点で御座います。

 また、今は未だコロナ渦にてテレワーク(在宅勤務)なのでこのデメリットは無いのですが、出社すればやはり喫煙仲間がいますし、そこから得られる情報が今後得られないのは悲しいデメリットです。しかしそこは密なコミュニケーションを取りながら補っていける要素でもありますので、時間を味方につけゆっくりと人脈の整理、や新たな情報網を構築していこうと考えております。

 最後に、たばこやお酒の快楽についてですね。これはご想像の通りなのですが、味を知ってしまっているので、それが無いととてもつまらなく感じるのは確かにあります。その点への対策については、まとめにてお話しますね。

6. まとめ

 

 いかがでしたでしょうか。これまで禁煙に失敗された方、これから禁煙をしてみようという方に向けて、少しでもわたくしの経験が生かせればとおもい投稿させていただきました。

 最後に、禁煙のメリット・デメリットで記載致しました余りある時間とお金、そしてたばことお酒の快楽による楽しみの無い生活に対しての対策(いち個人の対策として)なのですが、筆者の場合は最初に、その余った時間とお金を「運動」と「読書」に振る様に心がけました。また、なにも余った時間とお金をすべて「運動」と「読書」に全振りするのではなく、具体的には朝と夜はウォーキングとランニング、本は本当に気になったものだけを選んで購入し、仕事開始前と終了後に付箋の内容を読み返すという作業を入れ、日々の生活の中に習慣となる様に入れ込んでいきました。

 そうすることで、喫煙や飲酒による快楽とは別の欲求(知的好奇心や向上心、学習欲)が自然と高まっていき、新しいことにチャレンジする機会に恵まれ、運動も定期的にしているのでストレス発散、食欲促進・快眠にも繋がったりと、良いサイクルが出来上がりました。(マネー系の人気な本も読み、貯金も促進)

 本についてはまた別の投稿でお話したいと考えておりますが、本の読み方は雑で良いと思います。(まずはさっと読んで、その後で気になったところを読み返す)学ぶことの楽しさや実践する事の喜びは偶然の出会いから生まれてくるものでしょうし、欲の無い学びなど無駄ではないかと思います。少しずつでいいと思います。気になった本をどんどん読んで新しい知識・経験・考え方に触れ、知らなかったことややってみたいことが増える楽しみ、ワクワクが得られる感覚を、是非とも体験いただきたいです。

 一方で、この余った時間とお金を上手く扱えず、もんもんと「吸いたい」ことだけを考えてしまいますと、どうしても喫煙者に戻ってしまうのではないかと思います(あくまで個人の感想です)。上記で示した対策案はあくまでわたしの場合ですので、夫々の有効活用方法があるのだと思います、もし何度も禁煙に失敗されているというのであれば、是非空いた時間とお金の有効活用先をを探してみるのもいいのではないでしょうか。

 そして、禁煙にはやはり回りのサポートも重要になってくると思います。周りの思いやりや配慮が人を救うというのはたばこに限った話では無いですし、もし周りで悩んでいる方がいらっしゃれば、一緒になってゆっくり卒煙に向けて進んでいけばいいと思います。またその際には、お医者さまへいって適切な禁煙手順を踏むことを提案します。禁煙は恥ずかしいことではないですし、失敗するのはいいことです。ナポレオン・ヒル氏の著書「悪魔を出し抜け!」の言葉に「失敗とはその心の状態を示すのであり、誰でもコントロールが可能」という言葉があります。  

 つまりわたしの解釈では、“失敗を恥じる恥じないも、今時点で失敗と考えている本人次第。他人の評価は一切必要ない“という事でもあると思います。なので、むしろ禁煙と喫煙を繰り返して無理のない禁煙を目指すのも、とても良いではないかと個人的に思います。

 何事もそうですが、自分にとって最高の人生を得るためにも、まずはご自身の体をケアしてくださいね。